治療家の先生に自分の体の状態を正しく伝える
交通事故により、むち打ち症になってしまい、治療のために接骨院や整骨院に通う際に、施術家(治療家)の先生に自分の体の状態を正しく伝えるのは非常に大切なことです。
しかし、多くの人は満足に伝えることができないのが現状です。
それは交通事故自体が初めてなため、気が動転していたり、緊張感や不安、あるいは気後れしたり遠慮してしまっていて、思っていることを十分に伝えきれないのです。
このような不安的な状態では、正しい診断ができず、正確な治療の妨げとなってしまうことがあります。(Top写真:甲斐整骨院)
むち打ち治療協会認定院の治療院では、患者さんを笑顔で迎えてくれる
こうしたことを防ぐために、むち打ち治療協会でご紹介している(認定している)治療院では、笑顔で患者さんを迎えることを重視しています。(写真:ゆう整骨院。)
まず治療のスタートは、リラックスであると考え、リラックスしてもらえるようにと、笑顔を忘れずに積極的に話しかけています。
施術家(治療家)が積極的にコミュニケーションづくりを心がけることで、「言いにくい」、「聞くのが恥ずかしい」などと遠慮しない院へと近づくからです。
ですから、自分のケガの状態、治癒までの期間、痛みはいつまで続くのか、仕事は休まなければならないのか、など、聞きたいことは積極的にどんどん質問して下さい。
言いにくかったり、聞くのが恥ずかしい、先生の機嫌を損ねてしまう、などと考えて遠慮する必要は全くありません!
むち打ち治療協会でご紹介している院では、患者さんの心のケアに対しても関心の高い施術家(治療家)が多いので安心して治療にいらして下さい。
ですが、そうは言っても緊張してまい、聞きたい事が聞けない事もあるかと思います。
そのような場合は、院に行く前に、聞きたいこと(疑問、悩み)をメモしておく事をお勧めします。
このように準備しておけば、施術家(治療家)との対話で聞く事ができますし、恥ずかしいようでしたら問診用紙の備考欄に書いていただければ、優しく解説してくれます。
患者さんの不安を取り除いて、効果的な施術につなげていく
交通事故に遭った方の中には、忙しそうな医師に対しては直接の治療に関するやケガの状況など相談しにくい、という印象が残っている方が少ないくありません。
ただこれは仕方がないことなのかもしれません。
事故の直後は、患者さん自身は気が動転しているものです。
ケガの状態、時には痛いのかどうかさえわからなくなり、不安だけが大きくなるでしょう。
さらに、傷跡や後遺症は残らないのか、生活や仕事に影響はないかなど、心配事が次々に出てきます。
むち打ち治療協会が認定している院では、こうした患者さんの不安を解消し、リラックスして施術を受けていただけるような環境づくりに努めています。
施術家(治療家)と患者さんとのコミュニケーションはとても大切だと私たちは考えています。
コミュニケーションを通じ不安や悩みを知ることで、効果的な施術へとつなげていくことができるのです。
正しい情報に基づいた 正しい治療が、 早期回復への近道
正確な治療のためには、現状を正しく把握(診断)することが欠かせません。
しかし、患者さんの中には
「まだ痛いといったら先生に申しわけない」
「首だけでなく腰も痛いけれど、今回とは別の原因かもしれないから言わないでおこう」
「次の患者さんも待っているし、質問したいけどやめておこう」
など、優しい心遣いで本当の気持ちを隠してしまう患者さんがいらっしゃいます。
ですが、これでは治療家は的確な治療法を選ぶことができません。
「痛い」と感じたら素直に伝えましょう。
痛みや辛さは体の状態を伝える大切な情報ですから、我慢は禁物です。
正しい情報に基づいた正しい治療こそ、早期回復への近道であり、私たちが目指すところです。(写真:ふくもり接骨院)