こんにちは、コンシェルジュのナオルです🌿
今日は、交通事故にあった患者さんから、よくいただくご相談についてお話しします。
「交通事故のあと、首が痛いんですけど…」
「レントゲンでは異常なしって言われたけど、首が重だるくて…」
「最初は平気だったのに、数日後から頭痛や吐き気が出てきました…」
そんな声、とてもよく耳にします。
実はこれ、「むち打ち症(頸椎捻挫)」の典型的な症状なんです。
■ むち打ちは“あとから”やってくる
あまり知られていませんが、交通事故に遭った方のうち、実は8割の方が「むち打ち症」に気づいていないとも言われています。
その理由のひとつが、事故の直後は気が張ってしまい、痛みを感じにくくなるからなのです。
事故って、そう頻繁に遭うことではありませんよね。
ですから多くの方が、突然の出来事にびっくりしてしまい、焦ったり、気が動転したり…。なかには軽いパニックを起こされる方もいらっしゃいます。
「とりあえず夫に電話しました…」
「警察の番号は何番ですか?」
「保険会社に連絡…でも手が震えて」
そんなふうに、まず対応に追われてしまうのも、ごく自然なことです。
でも実は、その時点ではまだ痛みや違和感に気づけていないだけ、ということも少なくありません。
それでも、数日から1週間ほど経ってから、
・首や肩のこり
・頭痛
・めまい
・倦怠感
・吐き気
・耳鳴り
・上肢のしびれや痛み
・肩こり
といった不調がじわじわと出てくるケースが、本当に多くあります。
これが、「遅れて出てくるむち打ち症(遅発性むち打ち症)」です。
すぐに症状が出ないので、「まぁ大丈夫かな」と思ってしまいやすいのですが、放っておくことで後々つらくなる方も少なくありません。
ですから、「なんだか少しおかしいな…?」、そう感じたら、それは体が出してくれている重要なサインだとおもってください。
■「レントゲンで異常なし」でも油断は禁物
実はむち打ち症って、病院で「異常なし」と言われてしまうことが多くあります。
これが、見逃されやすい一番の理由かもしれません。
というのも、むち打ち症(正式には「外傷性頚部症候群」といいます)は、骨にヒビが入ったり折れたりするようなケガではなく、筋肉や靭帯などの「軟部組織」が傷ついて起きるもの。
いわば、首の捻挫なんですね。
でも、そういった軟部組織の損傷は、レントゲンには映りにくいのです。
そのため「レントゲンで異常なし」と診断されても、実際には首まわりに不調が出ていたり、後からつらい症状が出てきてしまうことが少なくありません。
■MRI検査が適していることもあります
もし現在通っている病院で症状が改善しない場合には、頚椎のMRI検査をお願いしてみるのも、ひとつの方法です。
というのも、むち打ちの症状は、レントゲンでは見つからないことが多いため、MRI検査の方が詳しくわかる場合がよくあるからです。
さらに、将来、後遺症の診断を受ける際にも、MRIの検査結果があると有利に働くことがあります。
ただそれでも、MRIで「異常なし」と言われたのに、首の痛み、肩こり、手のしびれなど、つらい症状がずっと続いてしまう方も少なくありません。
でも、それは「気のせい」なんかではありません。ちゃんと体がサインを出している証拠なのです。
「なんかおかしいな」と思ったら、自己判断せずに、まずは専門家に相談してみてください。
■ むち打ちを放置するとどうなるの?
むち打ち症が見逃されやすい原因として、もうひとつ大きいのが、「たいしたことないから大丈夫」と思ってしまうこと。
確かに、自然と回復するケースもあります。でも実際は、しっかりケアをしないと、あとあとツラい慢性症状に悩まされる方も少なくありません。
例えば、
・首や肩の重だるさがずっと取れない
・頭痛やめまいで、仕事や家事に集中できない
・天気が悪くなると体調もガクッと落ちる
・気分が落ち込みやすく、不眠になる
こうした症状が長引くと、日常生活にじわじわと影響が出てきてしまいます。
中には、「もっと早く診てもらえばよかった…」と後悔される方もいらっしゃいます。
だからこそ、むち打ちは早期の対応が何よりも大切。
「たいしたことないかも」と思わずに、少しでも違和感があるときは、ご相談ください。
■ 事故に遭ったら、認定院で検査を受けて
もし、万が一交通事故に遭ってしまったら、まずは、むち打ち治療協会の“認定院”で検査を受けることをおすすめします。
冒頭でもお伝えしたとおり、むち打ち症は8割の方が自覚していないと言われています。
実際に、「あとから痛くなってきた」「違和感があるけど様子を見ていた」という方が、気づくのが遅れてしまったために、自費で治療を受けているケースが少なくありません。
■ 保険適用には“タイミング”が重要
交通事故によるケガの場合、基本的には自動車保険(自賠責保険)で治療費・交通費・慰謝料などがカバーされます。
ですが、事故から時間が経ちすぎてしまうと、保険の適用が難しくなることもあるのです。
特に、
・初期にきちんと医療機関を受診していない、
・症状を訴えるタイミングが遅れ診断書に書かれていない、
といった場合、「事故との因果関係が証明できない」と判断されてしまい、保険が使えず、すべて自己負担になってしまうことも…
だからこそ、事故後はたとえ軽い違和感であっても、レントゲンなどの検査を受けたあとに、一度、むち打ち治療協会の認定院で、むち打ちの専門的なチェックを受けておくことが大切です。
そうすることによって
・ 保険手続きがスムーズに進む
・ あとから症状が出ても、早めに対応できる
・ 後遺症や慢性化を防げる
…といった大きなメリットがあります。
「たいしたことないかも…」そんなときほど、まずは検査を受けておくことで、未来の自分を守ることにつながります。
なぜなら、交通事故の治療には、「治療費打ち切り」が多いからです。詳しくは「治療費の打ち切りとは⁉自動車の保険はいつまでも面倒をみてくれない!」をご覧ください。
■ よくあるご質問
Q. 交通事故から数日以上経っても保険は使えますか?
→ はい。まずは症状を確認させていただき、保険対応の流れをご案内します。
Q. 病院と並行して通っても大丈夫?
→ 大丈夫です。整形外科との併用通院も可能ですのでご安心ください。
Q. 軽い事故でも施術を受けるべきですか?
→ はい。事故の程度に関係なく、身体には想像以上の衝撃がかかっています。
■ 最後に|放っておかずに、まずご相談を
「整形外科では“異常なし”と言われたけれど、まだ痛みや不調が残っていてつらい…」
そんなときこそ、どうかひとりで悩まず、私たち認定院にご相談ください。
あなたの症状と真剣に向き合い、心と体の回復を全力でサポートいたします🌿

むち打ち治療協会 局長 / 最高の交通事故治療専門家 団長
交通事故に遭うこと6回、しかも同じ日に2回追突された経験を持つ交通事故の常連。身体を壊し思うように動けなくなった経験から、同じ境遇の人々を救うためには、信頼できる治療家が必要だと強く感じ、この業界に飛び込むことを決意。以来16年間、治療家たちに「最高の交通事故治療専門家(ジコトレプロジェクト)」になるための知識と独自のブランディング戦略を伝授し、患者さんに選ばれる治療院作りを支援中。自らの経験を活かし、交通事故による痛みと戦うすべての人々に希望を届けるべく奮闘中!