むち打ち症は放置していては絶対に治らない
これは症状が軽度の方に多く見受けられることなのですが、むち打ち症はそのまま放置しておいても自然に治るものだと思っておられる方がいらっしゃいます。
これまでも、人間にはもともと備わっている能力の1つに、自然治癒力があるということをお話ししました。
例えば、転んで膝に擦り傷をつくると、血が出てきますが、数時間もすると血が止まり、数日もすれば元通りに治るのは自然治癒力のおかげです。
そのせいか、自然治癒力のチカラでムチウチ症や腰の痛みも勝手に元通りに治ると思い、放置される方がいらっしゃいます。
ですが、自然治癒と自然放置とでは全く意味合いが違います。
確かに、自覚症状に感知しづらい鈍い痛みであったり、多少のこわばりを感じるくらいの、気にならない程度の痛みであると、つい我慢してしまったり、仕事などの忙しさにかまけてしまって、治療に行くのを怠りがちになってしまいます。
自覚症状が現れるのは、2~3日後から1~2週間後
しかし、これまでに何度もお話ししてきたように、ムチウチ症の特徴の一つとして、自覚症状が現れ始めるのは、首に強い衝撃を受けてから通常は2~3日後、遅い場合ですと1~2週間後ということもあります。
ですから、痛みの原因が「首に衝撃を受けたこと」ということ自体を忘れてしまって、肩コリや首コリの一種だと思ってしまうケースも良くあります。
そうなると、もう、治療院に行こうという気持ちすら起こらなくなってしまう場合もあります。
間違った判断をする前に、必ず医療機関で検査と診療を
しかし、実はこうした錯覚が一番怖いケースなのです。
肩コリや首コリだと思い込んでしまい、自己流のマッサージをしてしまったり、巷にあるマッサージ屋さんなどで強めに揉まれてしまったがために、かえって症状を悪化させてしまうということもあるのです。
ですから、過去2週間以内に首への衝撃を受けたことがあったら、早めに専門家の診断を受けて下さい。
無意識に慢性化させてしまったムチウチ症は、自然回復をすることが難しく、原因不明の痛みとして様々な症状に悩まされ続けることになるのです。
だからこそ、交通事故に遭ってしまった場合は、首に衝撃を受けた、受けていないにかかわらず、必ず病院や整形外科での画像検査と、接骨院・整骨院などで診療を受けていただきたくことをお勧めします。
早期の対応が、早期回復への近道
こうしたことを繰り返しお話しするのは、早い時期に、正しいむち打ち症治療を行っていたら、数ヶ月で完治していたかもしれないのに、それを怠ったがために慢性化してしまったという事例を、私たちも数多く見てきたからなのです。
例えば、間違って「うつ病」と診断されてしまった患者さんの場合は、長い年月、薬を服用し続ける生活を送ることになってしまいました。
それは決して体に良いこととはいえません。
こうしたことにならないためにも、交通事故に遭ってしまいちょっとでも、首への違和感、目まい、頭痛など、ムチウチ症の症状があるのでしたら、ムチウチ症の可能性があります。
その場合は、むち打ち治療協会の認定院に、できるだけ早く、手当てを受けて下さい。それが早期回復への近道となるのです。
当協会の認定院の多くは、こうした交通事故によって日常生活がままならない患者さんに一日でも早く回復して欲しいと願っています。
当協会でご紹介している認定院は、ムチウチ症だけではなく、交通事故によって痛めた、関節や靭帯の痛みにも対応できます。
また自動車保険に関わる知識も豊富ですので、自動車保険に治療費請求でお困りの場合も相談ください
一生懸命に対応させていただきます。