むち打ち症で悩む人が増えている
むち打ち症の正式名称は、「外傷性頚部症候群」といいます。
日本でむち打ち症が増加し始めたのは、1950年代からで、モータリゼーションの発達にともなって自動車の保有台数が増えました。
車の増加に伴い、追突による事故が続出し、首に痛みを訴える人や、目まい、頭痛など症状が増え、言わゆる”むち打ち症”になる人が急増していくようになりました。
ここで問題なのは、むち打ち症そのものが増加しているということよりも、「むち打ち症で悩む人が増えている」ということなのです。
その理由は大きく分けて二つあると考えられます。
早期に的確な治療を受けないと、症状が長引いてしまう
軽い事故でも、数日かあるいはそれ以上経ってから症状が現れ、痛みが次第に強くなっていくケースが少なくありません。
やがて、手の痺れ、手の震え、頭痛、肩こり、目眩、吐き気、倦怠感など多様な症状が現れてくることもあります。
そのような不快な症状がなかなか治らずに長年の後遺症に悩むことになってしまいます。
こうしたむち打ち症の症状の現れ方の特徴や、早期に的確な治療を受けなかったために症状が長引いてしまうことも、むち打ち症で悩む人が増えている理由の一つなのです。
病院や整形外科は、むち打ち症を治すための効果的な手段を持っていない
もう一つは、「むち打ち症は治らない」というイメージが強くて、そのために症状の改善をあきらめてしまっている人が多いということです。
一般的に、交通事故に遭ってケガをしてしまった場合、一般の病院や整形外科に通うことが多いと思われます。
ですが、こうしたところでの治療は、一時的な対処療法や決まった治療しかできないため、効果的な治療手段を持っていない場合があります。
ですから根本から治すことが出来ないので、患者さんの方であきらめてしまうことが多く、こうしたことからも、むち打ち症は治らないというイメージが定着してしまったのです。
むち打ち症を治すための、適切な治療機関は?正しい治療とは?
それでは、不幸にして交通事故に遭ってしまって、むち打ち症になってしまったら、「もう、治らない」と諦めてしまっていいのでしょうか?
いいえ、そんなことは、絶対ありません!
「必ず治す!」という強い意志を持って、できるだけ早期に、適切な治療機関で、正しい治療を行なえば、むち打ち症は改善できるのです。
それでは、その適切な機関とは一体どこなのでしょうか?
正しい治療とは一体どういった治療なのでしょうか?
当協会では、そうした多くのむち打ち症患者さまに、本来の生活を取り戻し、痛みで苦しむ前のように笑顔と健康で日々を過ごしていただけるよう活動しています。
次項から、むち打ち症はどこで治すのが最も適切なのか?正しい治療とは何なのか?を皆さんと一緒に考えていきたいと思います。