他力本願の気持ちでは、いつまで経っても、治らない
こんにちは!むち打ち治療協会の広報担当のナオルです!
以前(「むちうち症」を治すには、「○○」という気持ちが大切!)の冒頭で、「早く良くなるという気持ちが大切だ」ということを伝えました。
また同様に、「自分から治る気がない人を治せる治療家はいない」とも、ここで伝えておきます。
少しキツイ言い方になり、すみません。ですがハッキリと伝えないと患者さんの為になりませんので。。
このような治療関連に関わっていると、稀に「治療院に通っているのだから、治してくれるだろう」とか、「時間が経てばいつか治るだろう」といった、他力本願の気持ちでいる方がいらっしゃいます。
いくら専門家と言えど、これでは良くなる症状も良くなりません。
治療家ができることは、患者さんが回復に向かうためのお手伝いでしかないのです。
自分で治療費を支払っていないからといって、のんびりと構えないこと
特に、交通事故によるむち打ち症で通院する場合(通常の打撲などのケガでも同じです)、その治療費は加害者側の損害保険会社から支払われることが多いです。
そのためか、自分で支払っているわけではないために、のんびりと構えてしまう方が多いように感じます。
これでは治療期間が予定より長くなるのは仕方がありませんし、正直、良くなりません。
このようなのんびりしていると(治療期間が長くなって)損害保険会社から「これ以上通院が続くと治療費が出せなくなります」というようなことを言われます。
その時に初めて慌て出して、「急いで治してくれ」と訴える患者さんがいらっしゃいます。
このような言葉をお聞きするたびに、とても辛い気持ちになります。
治療機関や治療方法を変えるのも一つと考えてみる
また、今通っている治療機関での回復がはかばかしくない(回復が思わしくない)のにも関わらず、「転院すると、今見てくれている先生に悪いから…」と気兼ねしている稀にいます。
これも先ほどと同様で、通い続けた結果、一向に回復しないまま治療費が打ち切られてしまうといったこともあります。
しかし、一番大切なのは自分自身の体なのですから、もっと自己本位に考えても良いと思います。
捻挫の治療は適切に行えば、症状は必ず改善します。
もし2〜3週間通院しているにもかかわらず症状の改善が見られない場合は、「治療機関を変えてみる」、「治療法を変えてみる」ということも選択肢の一つとして考えてみてもいいでしょう。
「治す!」という強い意志をもって治療に取り組んでほしい
治療に通って数ヶ月以上経っても症状が改善しないのであれば、それは治療方法が合っていないからだと考えてみましょう。
合っていない治療をいくら続けても良くはなりません。
そして、他の治療機関や柔道整復師などに、これまでの治療法や治療経過、現在の症状などを相談してみて下さい。
違う角度から検査をしたり、施術を行なってくれたりして、それが回復に向かうこともあります。
ケガを治すために治療機関へ行く。
治らなければ転院する。
これは、患者さんが当たり前に望んで良いことなのです。
「仕事が忙しい」という理由で通院が続かない患者さんがいらっしゃいます。
しかし、患者さんご自身が「治すのだ」という強い意志をもって治療に取り組めば、ケガの状態も生活スタイルもおのずと変わってきます。
まずは、患者さんご自身がその意識を強くもっていただきたいと思います。