事故現場では、痛みもないし大した怪我ではないと思い、その場で相手側と示談を済ます方が稀にいます。
しかし、事故直後はアドレナリンで痛みを感じないことがあります。ですから、あとから予想外の深刻な症状が出ることがあります。
その場合、事故現場で話し合いをした賠償金額では、治療費をまかなえなくなる恐れがあります。
一度、賠償金に関する書類を作成してしまうと、後から追加の賠償金を請求することが原則できなくなるからです。
例えば、事故現場では賠償金10万円で示談をしたが、後から予想外の症状が出て治療費に50万円かかってしまうケースもありますので、事故現場での示談はお勧めしません。
今回のように示談されてしまった場合でも、交通事故に詳しい弁護士でしたら力になれるかもしれません。
お知り合いにいなければ、当協会の顧問弁護士にご相談してみることをお勧めします。