交通事故の慰謝料はいくら?通院日数のカウント方法をわかりやすく解説

交通事故後の慰謝料が大きく変わる通院ルール

こんにちは!むち打ち治療協会のスナダです。

交通事故に遭った方から、よくこんな質問をいただきます。

「交通事故って、通院すると慰謝料がもらえるんですか?」
「どのくらい通うと、いくらくらいになるんですか?」

突然の事故でケガをすると、わからないことが多くて不安になりますよね。

実はこの交通事故による慰謝料の仕組みって、意外と知られていません。

そのため、知らないままだと

  • 本来もらえるはずだった慰謝料より少なくなる
  • 通院の仕方で損をしてしまう

というケースが実際よくあります。

ですが、逆に言えば、慰謝料の仕組みを知っておくだけで防げるケースも多いのです。

そこで今回は、交通事故の慰謝料の仕組みと通院日数のカウント方法を、わかりやすく解説します。

これから交通事故の治療を受ける方や、現在通院中の方は、ぜひ参考にしてください。

■交通事故の慰謝料は「1日いくら」で決まる

交通事故のケガで通院した場合、自賠責保険では1日あたり4,300円という基準で慰謝料が計算されます。

ただし、「通院した日数 × 4,300円」という単純な計算ではありません。

慰謝料は次の2つの計算方法のうち少ない方決まる仕組みになっています。

慰謝料の計算方法

交通事故の慰謝料は、次の式で計算されます。

A 通院日数 × 2 × 4,300円
B 治療期間 × 4,300円

.
このAとBを比べたときに少ない方が慰謝料になります。
慰謝料の計算方法

■治療日数のカウント方法

ここが一番ややこしいポイントです。

交通事故の慰謝料では

    • A:通院した日数
    • B:治療期間

この2つが関係します。

A 通院日数とは?
実際に治療院や病院へ通った日数
B 治療期間とは?
事故後、最初に受診した日から治療終了までの期間

この2つの考え方を使って慰謝料が計算されます。

具体例で見てみましょう

例えばパターン①
治療期間が90日、通院日数が30日 の場合。
.
A 通院日数 ×2
30 ×2 = 60日
60 × 4,300円 = 258,000円
.
B 治療期間
90 × 4,300円 = 387,000円
.
この場合、少ない方の258,000円が慰謝料になります。
例えばパターン①治療期間が90日、通院日数が30日 の場合。
パターン②
治療期間が90日、通院日数が60日 の場合。
.
A 通院日数 ×2
60 ×2 = 120日
120 × 4,300円 = 516,000円
.
B 治療期間
90 × 4,300円 = 387,000円
.
この場合、少ない方の387,000円が慰謝料になります。
パターン② 治療期間が90日、通院日数が60日 の場合。

■通院回数ごとの慰謝料目安

交通事故の慰謝料は、通院回数によっておおよその目安を知ることができます。
※治療期間90日程度を想定した目安です。

※実際の慰謝料は、治療期間や通院状況によって変わる場合があります。

■通院ペースが慰謝料に影響する

交通事故の慰謝料は、通院の仕方によっても変わります。

例えば

  • 月1〜2回しか通院していない
  • 通院の間隔が長く空く

このような場合、慰謝料が少なくなってしまうことがあります。

一般的には、週2〜3回程度の通院が適切とされるケースが多いです。

※症状や保険会社の判断により異なります

■慰謝料には3つの基準がある


実は、交通事故の慰謝料には、3つの計算基準があります。

① 自賠責基準

国が定めている最低限の補償基準です。

② 任意保険基準

各保険会社が独自に設定している基準です。

③ 弁護士基準(裁判基準)

裁判になった場合の基準で、最も高額になるケースが多い基準です。

同じ交通事故でも、どの基準で計算するかによって、慰謝料が2倍近く変わることもあります。

※慰謝料の金額がもっとも高額になる基準について詳しく知りたい方は、「交通事故の慰謝料は同じじゃない!金額が変わる『3つの基準』とは?」をご覧ください。

■慰謝料以外にも請求できる費用

交通事故に遭った方の多くは、「慰謝料と治療費が同じ意味」とか「慰謝料を貰ったら休業損害がもらえない」と勘違いされている方もいらっしゃいますが、全く違います。

慰謝料とは、交通事故で請求できるお金の一部に過ぎません。他にも、以下のような費用を請求することが可能です。

・通院交通費・・・病院への交通費
・検査費や治療費・・・診断や検査、治療にかかる全ての費用
・休業損害・・・休業を余儀なくされ、収入が減った際の損害費用
・その他

●通院交通費

治療のために通院する際にかかった交通費は、原則として請求することができます。

例えば、次のような費用が対象です。

・電車やバスなどの公共交通機関の運賃
・車で通院した場合のガソリン代
・高速道路の通行料
・駐車場代

また、状況によってはタクシーや新幹線の利用が認められるケースもあります。

ただし、必要性が認められない場合は支払われないこともあるため注意が必要です。
請求できる範囲は事故の状況によって異なるため、不安な場合は弁護士などの専門家に相談すると安心です。

●検査費や治療費

交通事故によるケガの治療に必要な費用は、基本的に請求することができます。

例えば次のようなものです。

・診察料
・検査費(レントゲン・MRIなど)
・薬代
・治療費
・診断書作成費

後から請求する際に必要になるため、領収書は必ず保管しておきましょう。

●休業損害

交通事故のケガが原因で働けなくなり、収入が減った場合には休業損害を請求することができます。

これは会社員だけでなく、次のような方も対象になります。

・アルバイト、パート
・自営業者
・専業主婦(家事従事者)

一般的には、次のような計算式で算出されます。

基礎収入(1日あたりの収入) × 休業日数

ただし、会社員・自営業者・専業主婦などによって計算方法が異なるため注意が必要です。

よくある質問

交通事故の患者さんから、特によくいただく質問をまとめました。

Q. 毎日通院したほうが慰謝料は増えますか?

必ずしもそうではありません。

慰謝料は「通院日数 ×2」「治療期間」を比較して少ない方が採用されます。

そのため、通院回数が多すぎても、慰謝料が大きく増えるとは限りません。

Q. 途中で通院をやめるとどうなりますか?

通院が早く終わると、治療期間が短くなり慰謝料も少なくなる可能性があります。

症状がある場合は、無理をせず医師や治療院と相談しながら通院することが大切です。

Q. 整骨院(接骨院)でも慰謝料は対象になりますか?

はい。
交通事故の場合、医師の診断のもとで通院していれば整骨院での施術も対象になるケースがあります。

ただし、保険会社とのやり取りが必要になることもあるため、事前に確認しておくと安心です。

Q. 交通事故のむち打ちはどれくらい通院することが多いですか?

むち打ちの場合、3か月〜6か月程度通院するケースが比較的多いです。

症状の程度によって通院期間は変わるため、医師や施術者と相談しながら通院することが大切です。

交通事故でお困りの方へ

交通事故のケガは、事故直後は症状が軽く感じても、数日後に痛みや不調が出てくることが少なくありません。

また、通院の仕方や保険会社との対応によって、治療の受け方や慰謝料に影響が出るケースもあります。

「どこに通院すればいいのか分からない」
「保険会社とのやり取りが不安」
「むち打ちの症状がなかなか良くならない」

このようなお悩みがある場合は、交通事故施術に詳しい治療院へ早めに相談することが大切です。

むち打ち治療協会では、交通事故施術の知識や経験、対応体制など、一定の基準を満たした治療院のみを認定しています。

交通事故でお困りの方は、ぜひお近くの認定治療院をご確認ください。

お近くの認定治療院を探す


関連記事

  1. 認定院の治療費は?

    Q:交通事故後の治療費の支払いは、どうしたらいいのですか?

  2. 交通事故の示談交渉は素人では太刀打ちできない!

    交通事故の示談交渉は素人では太刀打ちできない!保険会社の言いなりならない為の秘訣を伝授

  3. 交通事故やスポーツによるケガが引き起こす頭痛の原因は脳脊髄液減少症かも!

  4. どんな治療家でも、治る気がない人は治せない

    どんな凄腕な治療家でも治る気がない人は治せない!治る人と治らない人とは

  5. Q:交通事故のケガの場合、治療費の支払いはどうしたらいいの?

  6. 交通事故に遭ったけど「痛みがないから大丈夫!」はキケンです!

    交通事故に遭ったけど「痛みがないから大丈夫!」はキケンです!

  1. 交通事故後の慰謝料が大きく変わる通院ルール

    交通事故の慰謝料はいくら?通院日数のカウント方法…

  2. その慰謝料少ないかも!なぜか金額が変わる「3つの基準」とは?

    交通事故の慰謝料は同じじゃない!金額が変わる「3つ…

  3. スキーやスノボでも、むち打ち症になるの?

    Q:スキーやスノボでも、むち打ち症になるの?

  4. 認定院の施術や検査

    むち打ち治療協会の認定院では、どのような施術や検…

  5. 突然の追突事故。そして治療費打ち切り。すべて院長のアドバイスで治療が続けられてた

    突然の追突事故。そして治療費打ち切り。すべて院長…

  1. 治療家をご紹介いただけませんでしょうか。

    あなたの信頼できる治療院をご紹介ください

  2. 「むちうち症」を治すには「○○」という気持ちが大切!

  3. 病院・整形外科と、柔道整復師の施術は、ここが違う!

    「むち打ち」の治療専門家と言えるのは、どんな人な…

  4. 自転車で走行中

    自転車の交通事故で、動かすこともできなかった脚(足…

  5. 忘れないで。一番大切なものは、自分自身の「健康」…

  1. 交通事故後の慰謝料が大きく変わる通院ルール

    交通事故の慰謝料はいくら?通院日数のカウント方法…

  2. Q:交通事故によるケガの場合、健康保険は使えますか…

  3. 認定院の治療費は?

    Q:交通事故後の治療費の支払いは、どうしたらいいの…

  4. 交通事故で保険会社から提示された金額に納得がいか…

  5. 自由診療と健康保険診療どっち

    なんで自由診療と健康保険診療ではここまで大きく違…

よく読まれる記事
PR