夏の車内は危険!?ETCカードの思わぬ落とし穴にご注意を

ETCカードの挿しっぱなしは使えなくなる

こんにちは!むち打ち治療協会のミユキです。

みなさん、高速道路を使うときに便利なETC、車に挿しっぱなしにしていませんか?

実はこれ、夏の暑さで思わぬトラブルにつながることがあるんです!

今回は、夏休み中のお出かけが多くなるこの時期に、ぜひ知っておいていただきたい「ETCカードにまつわる意外なトラブル」についてご紹介します。

車内の暑さでカードが変形!?

最近、SNSでこんな投稿を見かけました。

「車内にETCカードやポイントカード類を置いている方、気をつけてください。曲がります!」

そう、車内に置いたままのETCカードが、猛暑によって“ぐにゃっ”と変形してしまったということなんです。

特に夏場、車を炎天下に停めておくと、車内の温度は想像以上に上昇します。

こんなお話もあります。

「ETCゲートを通過しようと思ったら、バーが下がってきてしまって…。原因は、ETCカードが読み取れなかったようです」

これは、カード自体の変形や、熱による磁気トラブルが原因で読み取りエラーが起きたケースです。

突然バーが下がるなんて、びっくりして焦ってしまいますよね。

後ろに車が並んでいたら、なおさらパニックになってしまいそうです。

実は多くの人が「挿しっぱなし」

ANNの取材でも、こんな声が寄せられていました。

自営業(20代):「車を預けるとき以外は挿しっぱなしです」
自営業(70代):「今までトラブルなかったから、気にしてませんでした」

うんうん、そのお気持ち、とってもよくわかります。正直に言うと…私も、ずっと挿しっぱなしにしていました。

実家の母もそうですし、「カードを抜き忘れて使えなくなるくらいなら、最初から挿しておいた方が安心だよ」なんて言われたこともあるくらいですし。

たしかに、わざわざ毎回抜く習慣って、ないですよね・・・

でも…ここ最近の夏の猛暑は、もう一昔前とは違います。

「今まで大丈夫だったから平気」と思っていると、思わぬトラブルに見舞われてしまうこともあるようです。

なぜ、車内にETCカードを置きっぱなしにするのが危険なの?

各車両の車内温度の変化を測定夏の車内って、まるでサウナ状態ですよね。(写真出典:JAF

たった数時間、駐車場に停めていただけで、車内の温度が60℃を超えることも珍しくありません。

ある実験結果では…
・外気温:36〜39℃
・車内座席の温度:開始時23.7℃ → 3時間後47.7℃
・ダッシュボードの温度:なんと 57.8℃!

この温度、ETCカードの耐熱限界(50℃前後)をはるかに超えてしまっているとのこと。

つまり、車に乗っていない間にも、高温や直射日光の影響で、ETCカードがダメージを受けてしまう可能性があるということなんです。

ちなみに、ポイントカードやメンバーカードも同様で、株式会社日本カード印刷さんが「高温によるカードの変形リスク」について注意喚起されています。

気をつけたい3つのリスク

特にこの時期、ETCカードを「挿しっぱなし」や「ダッシュボードに置きっぱなし」にしていると、以下のような3つのリスクがあります。

① カードが変形して使えなくなる

ETCカードの耐熱温度は約50℃とされています。
でも真夏の車内、特にダッシュボードの上では、60℃近くまで温度が上がることもあります。

その結果…
・カードが反って、機械に入らない
・プラスチックがやわらかくなり、変形する
・一見元に戻ったように見えても、読み取りエラーになる

などのトラブルが起きてしまうことがあるようです💦

② 磁気が壊れて読み取れない

ETCカードには、磁気ストライプやICチップが内蔵されています。
高温や長時間の熱によって、こうした精密な情報が破損してしまうことも。

見た目には異常がなくても、
・ゲートで読み込まれない
・バーが下がってきて通過できない
・料金所で止められる

…といった、ヒヤッとする場面に遭遇する可能性があります。

③ 盗難された場合、補償されないことも

意外と見落とされがちなのが、このポイント。
車内にETCカードを放置していて盗まれた場合、保険やカード会社の補償が適用されないケースがあるようです。

なぜなら、ETCカードは「貴重品」として扱われているから。

車に置きっぱなしにしていた=自己管理のミスと判断されてしまうんですね。

カー用品専門店のオートバックスでも、

「カードは抜いて、車外で保管することをおすすめしています」

と呼びかけています。

じゃあ、どうすれば安心?ETCカードの正しい扱い方

ここまで読んでいただいて、

「えっ、じゃあ毎回抜かないといけないの?」
「忘れそうで逆に不安かも…」

そんな声も聞こえてきそうです。

でも大丈夫。

ちょっとした“習慣”と“工夫”で、トラブルをぐっと減らすことができます!

■車を降りるときは、カードを“サッと抜く”クセを!

一番シンプルで確実なのは、駐車したらカードを抜くこと。

お財布やカードケース、スマホポーチなど、いつも持ち歩くものと一緒にしまえば、忘れにくくなります。

「しまう場所」をあらかじめ決めておくのがポイントです♪

■ダッシュボードや窓際は避ける!

ETCカードを車内に置くとしても、絶対にダッシュボードの上や直射日光の当たる場所はNG!

どうしても車内に保管したい場合は…
・シート下の引き出し
・クーラーボックス内(電源OFF時でも直射日光を防げる)
・窓ガラスに遮熱シートを貼る

など、なるべく涼しい場所に移す工夫をしてみてください。

■それと防犯面も忘れずに!

カードの盗難による被害は、思わぬタイミングで起こります。特にコンビニや道の駅での短時間の駐車中でも、油断は禁物です。

ETCカードは現金と同じ。大切に、そして慎重に取り扱うようにしましょう。

私も最初は「毎回抜くの、ちょっと面倒だな…」と思ってました😅

でも、1回ゲートでエラーになったときのあの焦りを思い出すと、それだけはもう避けたい!と思うようになりました。

夏のドライブを快適に楽しむためにも、ETCカードの扱い、ぜひ見直してみてくださいね。


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