Q,むち打ちに効果のある湿布はあるの?(むち打ち編)

今回はむち打ち症に関するQ&Aをお届けします!
解説いただいたのは、静岡県湖西市 日だまり接骨院の加藤 伸幸先生です。

前回記事「Q、むち打ちに効果のある湿布はあるの?(湿布の有効性編)

Q.むち打ちに効果のある湿布はあるの?

A.むち打ちに効果的な湿布はありません。

では実際に、「むち打ちに効果的な湿布とは?」について考えていきましょう。ここからは、個人的な考えとなりますので、参考として読んでください。
むち打ちに効果的な湿布はない。私はそう考えています。
それはなぜか?

炎症は抑えられても、骨のゆがみは治らない

いわゆるむち打ちになるというのは、筋肉が傷ついて炎症が起こるということだけでなく、
首の骨の並び方・彎曲の仕方が追突などの衝撃により変化するという面もあります。
レントゲンを撮るとストレートネックと言われたりします。
筋肉は骨から骨に着いていて機能するので、骨の位置が変わると、
筋肉が普通より引っ張られた状態になっていたり、縮んだ状態になっていたりします。
つまり、筋肉が傷ついて炎症を起こしつつ、引っ張られたり縮んだりした状態になっているわけです。
ですから、湿布薬を貼るだけでは炎症は抑えられても、骨のゆがみという根本的なところは治らないのです。

損傷を受けた身体は、建てつけが悪く雨漏りする家

私が所属している日本健康予防医学会関節疾病予防専門部会でのセミナーでは、
損傷を受けた身体を、建てつけが悪く雨漏りする家によく例えます。

雨が降れば、当然雨漏りするので、濡れた床を拭く。
雨が降る度に床を拭く。
濡れた床を放置すると床が腐ってしまうし、
結局は家の建てつけを直さなければ問題は解決しません。

これをむち打ちに当てはめてみましょう。

・建てつけの悪い雨漏りのする家=損傷を受けた首
・歪んだ柱・屋根=歪んだ脊椎・筋肉
・雨=様々な外力(長時間の同一姿勢・力仕事などの要因)
・雨漏りで濡れた床=出現した痛み
・濡れた床を拭く作業=湿布薬を含む対症療法
・床が腐ってしまう=痛みが取れない状態になってしまう
・歪んだ家の建てつけを直す作業=認定院での施術

となります。

湿布は問題を先送りにしているだけ

つまり、むち打ちで痛みが出るから湿布薬を貼る。
そうすると、少しは楽になるから様子を見る。
長時間同じ姿勢をとっていたり負荷をかけたりすると痛みが出る。
また、湿布薬を貼るだけで放置すると、痛みが取れなくなる。

これは、先ほどの雨漏りする家の例と同じことで、
湿布薬を貼ることで問題を先送りにしているだけです。
むち打ちという外傷によって起こった背骨の歪みや、筋肉の滑走不全などの問題を、
同時に解決していく必要があります。
このあたりの問題の解決には様々な方法がありますが、やはりプロフェッショナルの介入が必要となります。

施術と湿布薬を上手に使って辛い症状をできるだけ少なくしていく

ここでいうプロフェッショナルとは、例えばどこの接骨院でもできる施術をする治療家を指しているわけではありません。
ただ単にマッサージしてもらえば治るというものではなく、
目的とする組織に対して確実にリリースすることができるテクニックと判断力が必要となります。

結論として、湿布薬とは症状をその時だけ抑える作用であり、湿布薬だけではむち打ち症は治りません。
しかしながら、その時の症状はある程度抑えることができるので、
次回通院するまで、つらい症状を抑えるためであれば、有効に活用することはできます。
施術と湿布薬を上手に使ってむち打ちの辛い症状をできるだけ少なくしていきましょう。
その場合、前回もお話ししたように、湿布薬の種類は様々なので、
自分の皮膚に負担の少ないものを選択することが大切です。

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日だまり接骨院

静岡県湖西市 日だまり接骨院

静岡県湖西市新居町中之郷 96-7
問い合わせ先:053-594-8200

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